孤独な起業を乗り越える5つのヒント|信頼できる仲間の力

はじめに:孤独な起業が失敗しやすい理由

こんにちは、クローバーです。
起業は、情熱と覚悟を持って一人で始める人が多いでしょう。
しかしその「孤独」は、見過ごされがちな大きなリスクです。
誰にも相談できない状況が続くと、メンタルの不調や持続力の低下、判断力の迷いが生じやすくなってしまいます。
実際、帝国データバンク「中小企業・小規模事業者の 実態把握に関する調査研究」において、社外への経営課題の共有・相談への取組に関する調査結果では、約半数の方々が相談をしておらず、起業家の精神的負荷が大きいことを推測することができます。

帝国データバンク「中小企業・小規模事業者の 実態把握に関する調査研究」 経営課題の共有・相談への取り組み
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2024FY/000121.pdf

また、下表のとおり、経営者は事業継続における様々な経営課題を抱えています。
相談できないままでいると、孤独感や孤立感が強くなり、事業継続に悪影響を及ぼすなどの悪循環が起きることも考えられます。

2020年度中小企業白書 経営者が抱える経営課題
 2020年版 小規模企業白書(HTML版) 第3部 中小企業・小規模事業者と支援機関 第2章 中小企業・小規模事業者における経営課題への取組 第2節 課題解決に向けた経営相談

それらのことから、仲間の存在は起業の“安定装置”となり得ます。
今回は、仲間を単なる情報交換ではなく、「本音」を共有できる関係性が、起業家の持続力と創造性を支える存在とするために抑えるべきポイントを5つご紹介します。最後までお読みください。

効果1—誰に話すかで、人生の選択肢が広がる

本音を話せる相手がいることで、選択肢は驚くほど広がります。

アイデアが広がる

自分だけでは思いつかない視点が、他者との対話から生まれます。
仲間の問いかけが、あなたの思考の枠を壊してくれます

気持ちが整理される

言葉にすることで、自分の考えが明確になります。
話すことは、あなたの思考の“棚卸し”でもあります。よって、対話ができる存在というのがとても貴重で重要であることがわかるでしょう。

新しい選択肢が見えてくる

自分では気づけなかった道が、仲間との対話で浮かび上がります。本音で話せる相手が、あなたの人生の岐路で、視野を広げてくれる存在となります。

効果2—悩みを共有することの力

悩みを一人で抱えることは、起業家にとって致命的になりかねません。
だからこそ、共有することによって、悩みの解決に向けた推進力となり、あなたの負担を軽減することができます。
共有することの効果は主に次の4つが考えられます。

メンタルケア

悩みを共有することで、孤独感が軽減されるだけでなく、感情の整理が進みます
PwCの社会的孤立に関するレポートでも、孤独が生産性や判断力に悪影響を与えることが示されています。孤独による経済的なリスクを最小限とするためにも、あなたにとって取り組みやすい孤独・孤立化しない工夫を考えてみましょう

アイデアの展開

悩みの共有が、共創のきっかけになることも。
つまりは、問題を一緒に考えることで、新たな価値の創造となる可能性があるということです。
よって、悩みを話すことをためらわず、信頼できる仲間に話してみてください

心理的安全

安心して話せる場があることは、起業家にとって“命綱”のようなもの。
信頼できる場が、あなたの挑戦を支えます

応援の力

仲間の「応援してるよ」という言葉が、次の一歩を踏み出す原動力になります。
あなたも仲間を応援し、あなたも仲間から応援されるよう素直な気持ちと誠実な心構えで接することができる方を見つけ出し、深い人間関係を構築していきましょう

考察:お金で繋がる関係と信頼で繋がる関係の違い

起業の場では、利害関係だけでつながる関係性も多く見られます。
異業種交流会などでは、利害関係が先行する場面もありますが、それでは長続きしません。
損得によって成り立つ関係と真の信頼関係には次のような違いがあります。

利害関係だけのつながりは脆い

利益が一致している間は良くても、状況が変わればすぐに崩れます
利益関係だけではない話ができる人なのか、相手の艱難に寄り添える気持ちで接しているかを考えましょう。そして、あなたが濃い人間関係を築ける方、築きたい方と、じっくりと気持ちを交換し合ってみてください。

信頼ベースの関係は強い

一方で、真の信頼関係の場合、困難な時こそ、信頼が力を発揮します。
損得を超えた関係性が、事業の持続力を高めます

「応援し合える関係性」が鍵

互いの挑戦を応援し合える関係は、単なる協力を超えた“共闘”関係となります。
ライバルを敵としてみなすのではなく、お互いを高め合う関係としてとらえ、関係を築いていきましょう。

ヒント1 仲間を形成する工夫とは

仲間づくりは、特別なスキルではなく、日常の積み重ねから始まります。無理なこと、特別なことを始めるのではなく、あなたの生活や性格に負担の少ないものから取り組んでみましょう。

  • 日常の対話
    挨拶含め、小さな会話が信頼を育ててみましょう。雑談の中に、共感の種があるかもしれません。
  • SNS活用
    共通の関心を持つ人とつながる場として、SNSは有効なツールです。X(旧Twitter)やThreads、Facebookなどを通じて、あなたと似た価値観の方を見つけてみましょう。

ヒント2 信頼構築のためのツール・書籍紹介

信頼は、日々のコミュニケーションから生まれます。
ツールや書籍を活用することで、関係性を深めることができます。次の3つをもとに、あなたにとってより良き方法とは何か、あなたが望む信頼関係について考える時間をもってみてください。それによって、今回提案した方法とは違う「あなたの最適解」が見つかるかもしれません。

コミュニケーションツール

業務での利用率も高いSlackやMicrosoft Teamsは、業務の効率化と感情の共有を両立できるツールです。
リアクションやコメントを通じて“つながり”を育てられます。
また、ビデオ通話も持ち合わせており、状況に合わせて顔を見ながらのコミュニケーションも可能です。コミュニケーションの機会を増やす手段として、こういったツールの活用も積極的に検討してみましょう。

書籍

これまでの内容と少し逆説的な紹介となりますが、孤独について知ることが孤独からの悪影響から解放される第一の策です。
あなたが、孤独をどう捉え、対処する一助になるお勧めの本です。

ツールを選ぶ上での実践的ヒント

ツールの使い方だけでなく、「どういう人間関係を構築したい」からツールを選びましょう
また、伝え方についても、目的を共有することに主眼を置きつつ、感情も含めてやり取りするポイントも忘れないようにして、ツールの選び方や伝え方を工夫することで、仲間との言葉のやり取りが深まり、信頼関係を育むことができます。
あなたらしい方法で、仲間と言葉を紡ぎ、信頼関係を構築していきましょう。

まとめ:仲間づくりは事業の“インフラ整備”

仲間は、起業家にとって「感情の支え」であり「知恵の源泉」です。
事業の成功は、信頼できる人とのつながりも大きな要素となっています。

仲間づくりを、単なる人脈形成としてとらえるのではなく、事業の土台を築く“インフラ整備”としてとらえましょう
また、仲間づくりを「事業継続の最重要スキル」とらえてください。孤独な起業ではなく、共に歩む起業へ。あなたの“本音”を受け止めてくれる仲間が、きっとあなたを支えてくれます。

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